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「建設コンサルタント」ってどんな仕事?

 「コンサルタント」と聞いて、皆さんはどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?「なんとなくカッコいい」「なんかキツそうな仕事」「そもそもよくわかんない」などなど、様々なご意見があることと思います。

建設コンサルタント、発注者、建設会社(ゼネコン)との関係性
建設コンサルタント、発注者、建設会社(ゼネコン)との関係性

 コンサルタント業とは「専門知識が必要な物事について、自身が持つ豊富な専門知識・技術を活用して、アドバイスをする」仕事です。その中でも「建設コンサルタント」とは、文字通り「建設業」の分野において、コンサルタント業を行います。例えば、私たちが生活していくために欠かせない社会インフラ(道路、水道、電気など)を作るためには、事業の決定・予算化→計画立案→現地調査・測量→設計→建設→竣工、といったプロセスを経る必要があります。建設コンサルタント業の主な仕事は、このうち「計画立案」から「設計」までを担うことで、発注者にサービスを提供することです。

建設コンサルタント、業務の流れ
建設コンサルタント、業務の流れ

当社の業務について

 当社は、建設コンサルタントの中でも、特に「森林」を主なフィールドとしています。我が国において国土面積の70%を占める森林は、私たちの生活を豊かにするための、たくさんの機能を担っています。木材生産の場、水源(いわゆる「緑のダム」)としての機能、土砂災害発生の防止、ハイキングやキャンプなどの保健休養、多種多様な生物の生息・生育の場(いわゆる「生物多様性」)…これら様々な機能のことを総合して「森林の多面的機能」と呼んでいます。

森林の多面的機能

 しかしながら現在、我が国では、社会構造の変化(国産材の価格低迷、山村の過疎化、エネルギー革命に伴う木炭の使用減少)に伴い、多くの森林で、多面的機能が損なわれています。私たちは「森林の総合アドバイザー」として、森林に関する確かな技術と経験に基づき、森林の多面的機能の回復・保全・強化に努めています。